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フォーNET 平成19年5月号  フォーNET 平成19年5月号 掲載内容
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ピクトコムスタイル2.0〜その時、組織が変わった その2
自分を振り返る実務をしない日

 三年ほど前から毎月締め日の丸一日を実務をしない日≠ノ充てているのだ。この日ばかりは全社員が実務をせずに、一カ月の問題点や来月の組立て方など話し合いを行なう事になっている。

 何故こうした日を作ったのか。同社の本山社長は、こう説明する。「皆、月末には、営業の締め日に向かって追い込みを掛け、新しい月が始まれば、締め日にドタバタしないで済むよう、スタートダッシュを掛けないといけない。年がら年中追われているというか、自分を見つめ直す時間が作れなかったんです。そんな繰り返しが続く中、実績が低迷してきたのがキッカケでした。この時に、何か変えないといけないと悩んだんです。」

 その答えが、当月と翌月の区切りをきっちり付ける事でした。「普通に考えれば、毎月二十日ほどある営業日のうちの一日を捨てるわけですから、年間で計算すると、合わせて半月分の売上げをあきらめる事になる。それでもやるべきか悩んだ末、『自分を見つめ直す時間作り』に賭けてみました。」

 果たして、初めて迎えた実務をしない日。ミーティングの席では、責任者が発言し、それを部下たちが黙って聞くという光景。「戸惑いを隠せない」というのが、社員の本音だったようだ。その為か翌月の業績にも、何ら効果は表れなかった。むろん短期的な成果を期待していたわけではない。
しかし意外に早く、三カ月目には改善の兆しが見られた。責任者以外の社員がミーティングで発言するようになり、社員が自分自身の言葉で語る現場の声≠ノ変化し、自発的に自分達で仕事を組立ていく行動に変わってきた。
これに伴い売上げも、一日少ない営業日数にも関わらず、フル稼働していた月間の実績以上に伸びて行ったという。

 実際に営業社員さんの声を聞いて見ると、実務をしない日をこう捉えていた。「毎日外に出て、気が付くと締め日が近づいていて追い込みを掛ける、何とか出来たと思ったら、もう新しい月が始まる。毎日が速いスピードで過ぎて行ってました。以前はそんな日々の中で機械的にしか仕事を出来ないようになっていました。
 しかし、実務をしない日に「自分を見つめ直す時間」を作ってから、皆が正直に話をするようになり、一カ月を振り返り、自分に足りなかった事は何か、自分に何が出来たのか、確認できるようになったんです。これが有ることで、自分の成長が実感できるようになり、そのおかげで、モチベーションが大きく上がりました!」

 誰しも、仕事に働きがい≠求める。それが成果や実績ということもあるが、社員さんが言うように、自分の成長の中で自分自身を振り返り、課題を確かめる時間が大切で有り、その時間を働く仲間と共有できる事で、同じ方向に組織の力を向ける事が出来るのだろう。何より社員達が存在価値を実感できることが、明らかに組織を変えたようだ。

 「やらされている仕事から、自分達で創り上げる仕事に変えること」が重要であり、そのひとつの方法と言えるのだろう。

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